2014年1月8日
現在、ニュージーランドより海上輸送中の自社直輸入ワインが、もうすぐ東京税関に到着致します。通関を経て以下の各施設において早ければ2月の上旬より提供を開始してまいります。
ところでなぜ今、フランスでもなくイタリアでもなく、ニュージーランド産ワインなのか、と疑問に持たれたかたのためにニュージーランドのワイン生産について簡単にご紹介いたします。
ニュージーランドにおいては1865年に初めて商業用ワインが生産されたといわれています。約150年の歴史の中で、当初は砂糖や水の添加により粗悪なワイン生産国として知られていた時期もありましたが、20世紀に入ると政府主導で品質を高めるための研究が行われ、北島の東海岸に位置するホークスベイエリアや南島のセントラルオタゴ地方産ワインが近年の国際ワインコンクールでもメダル/トロフィーを獲得するなど、その成果をみています。日本ではニュージーランド産ワインの知名度はまだまだ低いですが、その質の高さは2013年のロンドンインターナショナルワインチャレンジを制するなど、ワインの本場ヨーロッパでも高く評価されています。
ワインは世界で最も歴史の古いお酒の一つとされ、その歴史は紀元前8000年に遡るといわれています。ワインと言えばコルクの栓を開けたときのあの独特の熟成された香りが楽しみの一つではありますが、このコルクの歴史は意外に浅く400年程度だといわれています。ワイン=コルクの印象がありますが、ワインの長い歴史の中ではごく最近になって使用されるようになったという事実を知る人はあまり多くはないと思います。
一方ニュージーランド産ワインのほとんどは、コルクを使用していません。金属製のスクリューキャップが主流になります。スクリューキャップ=安価なワインのイメージを持たれているかたも多いかもしれません。ニュージーランドでは、何故コルクを用いないのか、この答えを今回当社にて直輸入取引の合意に至ったMillsReef Wineryの支配人Nick Aleksich氏が語ってくれました。
次週、MillsReef Winery の紹介と同支配人からのメッセージ、今回四季倶楽部にて提供を開始するワインの詳細を掲載致します。ご期待くださいませ。